月子と海くん★発達障害を生きる★

発達障害グレーゾーン親子から、子どもが自閉症スペクトラム障害の診断を受けました。小学1年生の秋から不登校になり、ホームスクールで学んでいます。日々の暮らし・生き方を綴ります。

発達障害を知る本

うみくん発達障害の疑いがあるとわかった1歳半年から、

 

とにかくいろんな本を読み漁りました。

 

発達障害という言葉は聞いたことあるし、自閉症も聞いたことがあるけど、

 

それが実際にどんな障害で、どんな症状なのか?

 

これからどのように成長していくのか?

 

どのように育てたらいいのか?

 

何もかもわからない状態でした*1

 

いくつか本を読んでみて、一番わかりやすく具体的に説明されていた本が、

 

本田秀夫先生の本です。

 

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発達障害がよくわかる本

この本を読んだときに、うみくんが育児本の成長にもあてはまらず、

 

ネット情報で年齢に応じた成長を検索していても、

 

しっくり来なかった理由がよくわかりました。

 

本田秀夫先生の『発達障害がよくわかる本』に書かれている、成長過程が、

 

ぴったりうみくんに当てはまったからです。

 

そこで気づいたのは、健常の子と発達障害の子では、脳のしくみの違いから、

 

物の見方、価値観、感じ方が違うように、成長の仕方もまた全く違った

 

経緯を辿っていくということでした。

 

本田秀夫先生は、精神科の医師で、

 

発達障害の子供のケアに実際あたっている医師なので、

 

何人もの症例を見てきて、その経験を本にまとめて下さっています。

 

本田秀夫先生の本を何冊か読みましたが、どの本も印象的だったのは、

 

発達障害の子、その子供を育てる親、支援してくださる方々に対して、

 

どちらにも同じように愛情を感じられる、寄り添ってくれている点です。

 

今まで発達障害の本をいくつか読んだ際に、多かったのは、

 

健常者からの視点で、書かれているものでした。

 

例えば『私はカサンドラ』という表現や、

 

『人の気持ちが分からない』というフレーズや、

 

『空気が読めない』〇〇できないといったネガティブな表現です。

 

自分も子供も発達障害だからわかるのかもしれませんが、

 

発達障害の人は人の気持ちがわからないわけではありません。

 

感じ方、考え方、価値観が健常者の方と異なるだけなのです。

 

うれしいことはうれしいし、悲しいことは悲しい。

 

もちろん出来ないことも多いのは確かですが、

 

空気は感じていますし、空気を壊さない努力もしています。

 

本田秀夫先生の本は、健常者と発達障害者を繋ぐ、

 

翻訳本のような気がしています。

 

お互いがお互いを理解することがもっとも大事だと思いました。

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発達障害がよくわかる本

 

年齢別に、困りごと、ぶつかる壁、その対象法を

 

絵や図も取り入れながら説明してくれているので、

 

とても分かりやすく、発達障害を知る入門本としてお勧めの本です。

 

 

 


発達障害がよくわかる本 健康ライブラリー / 本田秀夫 【全集・双書】

 

 

*1:+_+