月子と海くん★発達障害を生きる★

発達障害グレーゾーン親子から、子どもが自閉症スペクトラム障害の診断を受けました。小学1年生の秋から不登校になり、ホームスクールで学んでいます。日々の暮らし・生き方を綴ります。

外に出なければ、問題のない私たち!?

 今まで生きてきて、たくさんの失敗もしました。

 

きっといっぱい傷つけてしまったし、いっぱい傷つきました。

 

いじめにあったことも何度もあります。

 

職場に入ってからは、上司や同僚と上手くいかず、

 

2.3年すると孤立に近い形になって、職場を去る形を取らざる負えなくなり、

 

転職を繰り返しています。現在はフリーランス

 

昔から母とぶつかることも多く、たくさん叱られて育ちました。

 

家庭では毎日叱られ、学校では同級生にいじめられ、勉強もついていけず、

 

運動も苦手で、自己肯定感が低下するばかりでした。

 

小学生の時から、『早く死にたい。自分の場所に帰りたい。』と思っていました。

 

ポジティブなんて言葉は、対岸の君ぐらい遥か遠い場所にあり、

 

私はダメな人間だと、ずっと思って小さなころから過ごしてきました。

 

そうやって、自分を自分でいじめてしまっていました。

 

全く自分を愛して、大切に出来ていなかったことに気が付きました。

 

うみくんが生まれて、2人で生活している分には、

 

不思議なことに何も問題を感じませんでした。

 

発達支援センターや、保健師さんの介入があった当初も、

 

『大丈夫です。まだ小さいですし、ゆっくり成長を見守っていきます。』

 

『何も育児で困っていません。』

 

って答えていました。とても心配されていましたが笑

 

何か問題起きる時って、社会のルール、常識に合わせようとしたときに、

 

ひずみが生まるように思います。(私自身もうみくんも。)

 

例えば、こだわりの部分、臨機応変な対応、的確なコミュニケーション、集団行動

 

時間に合わせた行動、そのすべては健常者にとって暮らしやすいルールが多いからです。

 

健常者がマジョリティーの世界だから、そのルールが一般化されて当たり前です。

 

でも、それがすべてではないということだと思います。

 

それが必ず正しいとは限らないのではと感じます。

 

例えば、多動があってじっとしていられない子は、その分好奇心旺盛で、

 

誰よりも体力が有り余って『パワフルに動きたい』と思っているのを、

 

集団行動のために押さえつけてしまうのが本当に正しいのか?

 

と疑問が湧いてきます。

 

外の生活に合わせようとすると、いろんな制限、工夫、リスクがいるなぁと

 

みんなと同じ生活をするには、高い壁を感じます。

 

うみくんと2人で生活している分には、

 

そういった大きな壁は感じないのです。(問題があまり生じない)

 

うみくんの頑固なまでのこだわりは、社会にでると、

 

困りごとと認識されてしまいます。

 

そんなとき、常識を覆される本に出会いました。

 

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モンテッソーリ教育で子どもの本当の力を引き出す!



モンテッソーリ教育で、子どもの本当の力を引き出す!』を読んで、

 

初めてモンテッソーリという言葉を知りました。

 

そこには子どものやりたいこと、夢中になっていることを、

 

途中で止めずに、最後まで、気が済むまでやらせましょうと書いてありました。

 

子どもは最後までやり遂げた達成感と、満足感で、自己肯定感も上がり、

 

集中力を育てることで、今後いろいろな勉学にもとことん取り組める、

 

体力、精神力がつくようです。

 

ここには教育だけでなく、生活面の自立についても書いてありましたが、

 

およよ、これは健常発達の子にも、もちろんいい教育だけれど、

 

発達障害の子にはピッタリな教育法、生活方法だと思いました。

 

モンテッソーリ教育を実施している幼稚園、保育園も実際にあるそうです。

 

私の住む地域には残念ながらありませんが、

 

おうちではとことん好きなことをさせるようにしています。

 

好きなことにとことん付き合うようにしています。

 

この一冊に出会ってから、今ある学校のやり方に合わせることが、

 

絶対ですべてではないのだと世界を広げてくれた一冊でした。


モンテッソーリ教育で子どもの本当の力を引き出す! (知的生きかた文庫 ふ 31-1)

 

他にも、

 

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一流の育て方

『一流の育て方』は、もう少し大きくなってから実践したい子育て方法ですが、

 

こちらも同じことをいっている部分があります。

 

幼少期にはとことん自分の好きなことをさせて、得意を伸ばすことの大切さ。

 

大きくなったときに、主体的に自分で選択し、最後までそれを実行し、

 

経験を経ることの大切さ。成功体験をいくつも積むことの大切さ。

 

自分で考えて行動することの大切さ。

 

日本の義務教育とは真逆の考え方ですが、

 

何が自分にとって大切なことなのか、正しいことなのか、幸せなのか

 

自分のものさしで測ること、自分の人生を責任持って生きることを

 

教えてくれ、背中を押してもらいました。

 

 

 


一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる