月子と海くん★発達障害を生きる★

発達障害グレーゾーン親子から、子どもが自閉症スペクトラム障害の診断を受けました。小学1年生の秋から不登校になり、ホームスクールで学んでいます。日々の暮らし・生き方を綴ります。

備えあれば憂いなし

うみくんは気持ちの切り替えに時間がかかるタイプです。

 

数時間かかるときもあれば、数日、数か月かかる時もあります。

 

赤ちゃんの時も、家の外を出て、公園へ出かけると、

 

私の足にしがみついて、泣き出し、30分間抱っこ状態から、

 

少しずつ地面に下してまた立ち止まって30分。

 

少しずつ公園を歩きだせるようになり、慣れてきたかなぁと感じる頃には、

 

2時間経過している状況🤗

 

毎日同じ公園だけに通いつめていたら、その慣れるまでの時間が少しずつ短く

 

なっていくイメージです!

 

でも、また2.3日雨や、風邪をひいて行けない期間があると、

 

リセットさせて、最初から繰り返すような子でした😅

 

4歳になった現在もちょっとした初めてのことをする時の第一声は、

 

『やだ!いや!』

 

イヤイヤ期ではなくて、うみくんはいつもと同じがいいのです!

 

いつもと同じが安心だからです。いつもと違うのは不安なのです。

 

例えば、水筒に赤ちゃんの時から白湯を入れて飲んでいたのですが、

 

お茶も水筒に入れて飲めるようにしたいなと思った時、

 

うみくん、明日水筒にお茶いれてみない?』

 

『うん!いいよ』とはなりません。

 

『そっかぁ嫌か。でもね、これ魔法の瓶だから、お茶がすごーく美味しくなるよ!ちょっとやってみない?』

 

『いやだ。』

 

『ママ、本当に美味しくなったかちょっと飲んでみようかな?うみくんも一緒にやってみる?』

 

うみくんが先に飲んじゃうよ』(←うみくんの一番になりたいこだわりを利用)

 

ゴクゴク。。。。

 

『あれ?うみくん一番に飲めたね。どう?おいしい?』

『うん。おいしい。』

 

水筒にお茶を入れて飲めたことをめちゃくちゃ褒めちぎる。(←これ重要)

そして次の日に、次のステップへうつる。

 

『ねぇうみくん。今日公園に水筒持っていくんだけど、昨日みたいにお茶を入れてみない?』

 

『いやだ!入れません。』

 

『昨日魔法で美味しくなってうみくん飲めたじゃん。公園で飲んだらもっと美味しくなるみたいだよ。ママだけやってみてもいいかな?』

 

『えっ!それならうみくんもやってみようかな。』

 

そして公園に持っていき、家の外でも飲めたことを褒めちぎる。(←これ重要)

そしていよいよ・・・また次の日に。

 

『ねぇうみくん、今日は幼稚園に水筒にお茶を入れて持って行かない?先生、うみくんがお茶を飲むとこみたいんだって』(←先生ごめんなさい。。。)

 

『いやだ!普通がいい。(白湯)』

 

『そっかぁ水がいいかぁ。今日さ幼稚園で、もしお茶飲めたら先生に言ってごらん。うみくんが飲むところ見たいって。』

 

『うーん。じゃあ持っていこうかな?』

 

『えっ本当!?昨日公園でも飲めたから、幼稚園でも美味しく飲めるよ。飲めたらまたママに報告してね☆彡』

 

こんな感じで、水筒に入れるものを水からお茶に変更するのにも2,3日かけて、

 

じっくり準備、工夫を重ねていけば、新しい世界が広がります。

 

うみくんのストライクゾーンを少しずつ広げることで、

 

もっと生きやすくなるのではと思っています。

 

時間をかけて、少しずつ準備をすれば、頑なに守るこだわりも、

 

ほぐしていけることがわかりました😊