月子と海くん★発達障害を生きる★

発達障害グレーゾーン親子から、子どもが自閉症スペクトラム障害の診断を受けました。小学1年生の秋から不登校になり、ホームスクールで学んでいます。日々の暮らし・生き方を綴ります。

目に見えないもの

発達障害を知り、以前より目に見えないものにフォーカスできるようになりました。

 

発達障害は、身体の障害に比べるとと目に見えない障害に分類されます。

 

例えば目が見えない人に、

 

『なんで目が見えないんですか?見えるようにもっと努力しなさい。』と言う人は少ないでしょう。

 

何か困っているようだったら、助けたいと思う人が多いのではないでしょうか?

 

足が動かなくて、車いすの人に、

 

『何で足で歩こうとしないの?』と声をかける大人も少ないことでしょう。

 

発達障害は脳の機能障害なので、目には見えない障害です。

 

まず障害があることを、周りも気づけないし、障害のある本人も自覚できない

 

ことがあります。

 

『なんでこんな簡単なことが出来ないのだろう?』

 

『ふつう考えればわかるでしょ。』

 

『みんな努力しているんだから、もっと努力して。』

 

と周囲の人は感じているのかもしれません。

 

私は昔からこの目に見えないものが原因で、衝突してしまうことが多々ありました。

 

最近も家族と、誤解が生じ喧嘩になってしまいました。

 

その時にふと思ったのは、この世界で目に見えるものが全てなら、

 

ちゃんと私の脳も見える化して、相手に伝える義務があるのかな?

 

ということでした。(私にできることをやるということ。)

 

グレーゾーンでも診断してもらえるのかわかりませんが、

 

診断されることで、自分で自分自身を知ること。

 

そして、ちゃんと自分にあった環境で働いたり、生活することを選ぶことで、

 

二次障害を防いだり、人と不要にぶつかることが減るのかなと感じました。

 

まだまだ世界は目に見えるものを重視する傾向にあると思います。

 

資格、肩書、学歴、職歴、各種証明など。

 

相手と不要にぶつからないために、私も見える化しながら、

 

目に見えないものも軽視せず、きちんと見ようとする目を養いたいと

 

この障害が教えてくれました。