発達障害を知り、以前より目に見えないものにフォーカスできるようになりました。
発達障害は、身体の障害に比べるとと目に見えない障害に分類されます。
例えば目が見えない人に、
『なんで目が見えないんですか?見えるようにもっと努力しなさい。』と言う人は少ないでしょう。
何か困っているようだったら、助けたいと思う人が多いのではないでしょうか?
足が動かなくて、車いすの人に、
『何で足で歩こうとしないの?』と声をかける大人も少ないことでしょう。
発達障害は脳の機能障害なので、目には見えない障害です。
まず障害があることを、周りも気づけないし、障害のある本人も自覚できない
ことがあります。
『なんでこんな簡単なことが出来ないのだろう?』
『ふつう考えればわかるでしょ。』
『みんな努力しているんだから、もっと努力して。』
と周囲の人は感じているのかもしれません。
私は昔からこの目に見えないものが原因で、衝突してしまうことが多々ありました。
最近も家族と、誤解が生じ喧嘩になってしまいました。
その時にふと思ったのは、この世界で目に見えるものが全てなら、
ちゃんと私の脳も見える化して、相手に伝える義務があるのかな?
ということでした。(私にできることをやるということ。)
グレーゾーンでも診断してもらえるのかわかりませんが、
診断されることで、自分で自分自身を知ること。
そして、ちゃんと自分にあった環境で働いたり、生活することを選ぶことで、
二次障害を防いだり、人と不要にぶつかることが減るのかなと感じました。
まだまだ世界は目に見えるものを重視する傾向にあると思います。
資格、肩書、学歴、職歴、各種証明など。
相手と不要にぶつからないために、私も見える化しながら、
目に見えないものも軽視せず、きちんと見ようとする目を養いたいと
この障害が教えてくれました。