月子と海くん★発達障害を生きる★

発達障害グレーゾーン親子から、子どもが自閉症スペクトラム障害の診断を受けました。日々の暮らし・生き方を綴ります。

最近の読書♪

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藤岡陽子さんの『手のひらの音符』。

 

初読みの作家さん(*^^)v

 

多彩な経歴をお持ちの方で、大学卒業後、報知新聞社にスポーツ記者として勤務したのち、

タンザニアの大学に通われ、帰国後法律事務所の事務員として働き、

 

結婚後は看護専門学校を卒業して、看護師として働きながら、

 

小説の執筆を始められたそうです。

 

なんだか一人の人が、たくさんの人の人生を生きたみたいな、

 

とても忙しくされていたのではと想像に難くない。

 

医療系の作品もあるけれど、今回の小説のように、

 

家族をテーマにしたものが持ち味の作家さんのようで、

 

『手のひらの音符』は、団地で育った2つの家族を中心に展開する物語。

 

幼少期、思春期と決して、気楽な人生ではなかった少年と少女時代を送り、

 

家族に翻弄されながら、自分の戦い方で、生きていく2人の主人公。

 

切っても切れない家族という小さな社会の中で、

 

どんな苦難が押し寄せても、負けずに、自分の果たすべき人生を果たしていく物語。

 

温かい気持ち、苦しい気持ち、悲しい気持ち、優しい気持ち、心配、

 

喜び、愛情がぎゅっとつまった作品。

 

手のひらの音符を握りしめ、その歌を合言葉に、みんな各々の人生を生きて、

 

そしてまた再開するお話。

 

人生は長いようだけど、かならず限りがある。

 

その間にどれだけ魂を輝かせて、生きてこれたか、

 

最後に持ち帰るのは魂だけ。

 

 


手のひらの音符 (新潮文庫)