心療内科の先生からお借りした本。
先日、心療内科を受診中に、うみくんが靴を脱いで上がらないといけない絨毯の上を
そのまま遊びに夢中になっていて、靴のまま上がろうとした時に、
咄嗟に『靴で上がっちゃダメ!』と声をかけてしまい、
一瞬、回りの空気が凍り付いてしまった💦
発達障害の子に伝わる、適切な声掛けがあるけれど、
突然のことでは私の変換が追い付かないことが多い。
例えば、『廊下を走らないで!』
ではなく、『廊下は歩こうね。』と言うのが適切な話し方。
危険なことはつい『〇〇しゃだめ!』と言いたくなるけれど、
発達障害の子は否定的な言葉だと、
自分のことを全否定されたように認識してしまって傷ついたり、
だめと言われたけど、じゃあどうしたらいいかが分からりづらいのだ。
なるべくポジティブな言葉で、どうするべきかを伝えるほうが、
本人もどうしたらいいのか分かりやすいのだそう。
そんな私とうみくんのやりとりを見ていて、
そっと先生が『もし興味があったらこの本読んでみてください。』と貸してくださいました。
なんて親切な先生だろう(*^-^*)
うみくんと向き合ってきて、自然とできている部分もあったけど、
逆に間違った対応&声掛けをしてしまっていることもあり、
この本のいいところは、イラストもあり、視覚的優位にできており、
とにかくわかりやすいこと。
そして実際に発達障害のお子さんがいるお母さんが、普段具体的に、
どのように向き合っているかがその都度書かれていて、
うみくんはまだ4歳ですが、小学校、中学校、高校とその都度
どのような問題が生じ、どのように対策されてきたかを、
実体験をもとにアドバイスが書かれていて、子育てのヒントがたくさん。
著者である佐々木正美先生は、精神科の医師で、たくさんの発達障害児を診てきた
先生。
健常児も発達障害児も共通して言えるのは、
親は子ども自身が自分のことを好きになれるサポートをすること。
そしてありのままを受け止め、苦手に着目して、訓練するのではなく、
得意を生かして、伸ばすこと。
育つままに育てること。
特性をきちんと理解すれば、元々素直で真面目で勤勉なので、
これほど育てやすい子はいないのかもしれません。