月子と海くん★発達障害を生きる★

発達障害グレーゾーン親子から、子どもが自閉症スペクトラム障害の診断を受けました。小学1年生の秋から不登校になり、ホームスクールで学んでいます。日々の暮らし・生き方を綴ります。

時間の感覚をどう伝えるか?

自閉症スペクトラムと診断されたうみくんは、時間の感覚がありません。

 

なぜなら時間は目に見えないもの。人の気持ちも目に見えないもの。

 

目に見える世界が全てな自閉症スペクトラムの子にとって、

 

目に見えないものを想像する、認識することはとても難しいことのようです。

 

例えば毎日しているルーティンでも、だいたい体内時計みたいなのが備わってきて、

 

ご飯はこのぐらいの時間で食べて、次は歯磨きをして、トイレに行って、着替えるなど、

 

毎日のルーティンを自然と体が覚えていき、体が動くものですが、

 

うみくんには繰り返し行っている日々のルーティンも、

 

時間の感覚がいつまで経っても身につかない様子です。

 

『早くして~!』の指示では抽象的すぎて、

 

どのぐらい早くしたらいいのかわからなかったり、

 

『ちょっと待っててね!』も、どのぐらい待てばいいのか、

 

ちょっとってどのぐらいなのかわからず不安を覚えたり、

 

とにかく次の動作へ自然に行動へ移していくことが難しいのです。

 

ごはん食べたら→歯磨きだ!とはならず、ご飯が終わってもぼーっとしています。

 

毎回、ご飯が食べ終わったのを確認したら、

 

うみくん、はみがきだよ!』とその都度伝えています(*^-^*)

 

そして時間の感覚がないのは、逆算して行動するのが難しいということでもあります。

 

とにかく朝余裕をもって起こしても、最後バタバタの毎日だったのですが、

 

時間の感覚を身に着けてもらうために、時計の表を作りました(*‘∀‘)

 

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4歳なので、まだ時計は長い針の読み方が分からないので、5分、10分などの

 

概念が理解できていないのですが、例えば朝ごはんは、6時50分に食べ終わってほしい

 

場合には『うみくん、とけいの針が10までにご飯食べようね』と伝えると、

 

頑張ってくれるようになりました😄

 

そして出来たら『出来たね!』とめちゃくちゃ褒めます!

時計に意識が行くようになって、少しずつ気持ちの切り替えの時間が短くなり、

 

声掛けする数が減り、早くして~とせかすことが減りました!

 

見えないものは、なるだけ簡潔に見えるようにする!

 

これが鉄則のようです(*^-^*)

 

キッチンタイマーも使ったことがありますが、これだと気持ちの切り替えの準備が

 

整いにくかったのですが、時計の表だと、気持ちの切り替えもよりスムーズになりました(*^^)v