月子と海くん★発達障害を生きる★

発達障害グレーゾーン親子から、子どもが自閉症スペクトラム障害の診断を受けました。小学1年生の秋から不登校になり、ホームスクールで学んでいます。日々の暮らし・生き方を綴ります。

子どもには子どもの先生がいる

連休最終日はお天気になったので、午前中に公園へ遊びにいきました。

 

さすが3連休、そこそこ気温も過ごしやすくて、お天気となると、

 

非常事態宣言下とはいえ、人、人、人。

 

人の多い週末の公園が苦手なうみくんは、

 

なかなか遊具にも近づけず、このままお散歩して帰ろうかな~と

 

20分公園内をうろうろと徘徊していると、(この間ずっと私の手を握りしめ、離れません。)

 

ようやく遊具に近づいて、遊び始めました。

 

人が近づいてくるとビクビクしながらも、遊びたさそうにはしている。

 

まずは好きな平均台の遊具から遊び始め(一番人気がなくて空いている)

 

お次は地上2メートルの高さにある縄橋にまさかの挑戦!?(今まで怖くて一度も試したことがない。)

 

でもすぐには渡れず、みんなが渡るのをただじっと見ている。

 

 

うみくん縄の結び目に足を置くと、落ちないよ。』

 

『やだ!絶対落ちる。穴が開いているから。』

 

『じゃあさ、端っこの鉄の棒を歩いたら安全だよ。』

 

『うーん。やっぱり出来ない。やらない。』

 

『じゃあ、鉄の棒に片足一歩置いて、戻ってみようか。ママがまずやってみるね。』

 

ー見本を見せると、うみくんも続いておそるおそる挑戦して、成功!!ー

 

『出来たね!今足を橋に置けたね。やったね!(*^-^*)』

 

『出来た~!もう一回やってみる』(2,3度同じことを繰り返す)

 

『じゃあさ、今度は2歩進んでみようよ。端っこの鉄の棒に足を置いて、カニさん歩きで進んでみよう。』

 

ー見本を見せる。また緊張しながら挑戦!2歩進んで、また元の岸に戻ってきたー

 

『出来たじゃん!!出来ると楽しいね(^^♪』

 

『うん!今できたね!』

 

このスモールステップを繰り返して少しずつ距離を伸ばしていき、

 

1時間かけて、2メートルぐらいの縄橋を向こう岸まで渡ることが出来ました(*^^)v

 

もう5歳になろうかといううみくん

 

2歳ぐらいのまだ足が縄と縄の間をすり抜けてしまう小さなお友達も、

 

おしりをつけて前に進んだりしながら、工夫して渡っていて、

 

私もうみくんも、そんな進み方が(遊び方)あったかぁと感心して見ていました。

 

遊具って中には危なっかしくて、危険に見えるものもあるけれど、

 

みんな頭と体を最大限に使って、どうしたら達成できるか、

 

小さい体で、こんな遊具もできるのかと驚いたり、

 

うみくんに教える時の参考にしようと、

 

子どもには子どもの先生がたくさんいるんだなぁと思う出来事でした。

 

大人になると子どもの頃どうやって自分が体を動かしていたか、工夫していたか

 

忘れてしまっているものです。

 

公園を見渡せば、小さな先生がいっぱいいました。

 

子どもは遊びの天才というけど、本当ですね(*^^)v

 

最初から完璧を求めず、スモールステップを踏むことで、親子で達成感&自己肯定感が

 

得られ、次へ挑戦の自信となります。

 

この日は、縄橋で自信がついたのか、

 

いつも怖がって途中までしか登れなかった梯子の遊具にも挑戦して、

 

上まで成功したり、滑り台を裸足で下から登るのを、今回は靴のまま上がることができたり、

 

数時間でずいぶん運動能力が上がりました^^

 

いろんな動作ができるようになった以上に、

 

うみくんが体を動かす楽しさや自信を得たことが、私も嬉しかったです(*^-^*)

 

同じ5歳ぐらいの年齢の子に比べたら、覚束ないことが多々ありますが、

 

そこは比べないように、うみくんにフォーカスして、

 

成長を見守り続けようと思います!