成長が他人よりゆっくりで、人とは違う視点で生きている不器用な男の子ハルと、
しっかり者の優等生で、大企業に勤めている順風満帆に見える女性の遥名。
二人のハルの共通することは、生きづらさを抱えているということ。
なんだか世界に違和感を感じて、馴染めない二人。
遥名は、馴染めないながらも、外では人に合わせ、自分を押し殺し、
そつなく社会生活を送っている。
ハルは、同級生にいじめられても、周囲と馴染めなくても、
おかまいなしで、自分の生き方を貫き続けている。
二人にはそれぞれよき理解者がいるものの、割れたかけらの片割れを探しているかの
ように埋まらない何かを感じている。
そんな二人が大人になり、震災をきっかけに出会う。
ずっと遠回りしている遥名と、ズンズンと進むべき正しい道を進み続けるハルが、
ついに出会う。ふたつのしるしがカチっと合わさる。
この時のために、生まれて、今まで生きてきたのかと府に落ちる。
どちらの生きづらさにも共感できる作品。
私の人生は小学生までハルで、それから離婚するまで遥名(優秀ではないけど)のような人生だった。
今はまたハルに戻ったというか、元々ハルなのに無理していたのをやめたという感じ。
みんなハルたちのような、しるしがきっと刻まれているのだろうと思う。
あなたがあなたで居続ける限り、あなたを待っていてくれる人がいる。
そんな温かい気持ちになれる本です(*^-^*)
話は変わりますが、毎朝5時半に起きて朝ごはんを食べていると、
10時半にはおなかが空いてしまって、午前におやつタイムに。
おやつを食べる習慣なかったのに・・・(T_T)/~~~
最近はちょっとセーブしたくて、フルーツグミでしのいでます笑