うみくんには自閉症スペクトラムという障害があり、コミュニケーションの面で、
難しさを抱えています。たくさんの言葉を覚えて、話せるのに、
その一方で、人と円滑な会話をするのが苦手だったり、相手の立場に立って、
気持ちをくんだ会話などは難しいため、誤解されやすい面があります。
まだ、子どもなので、許してもらえることも多いけれど、
みんな周りが成長していくなかで、うみくんは大人になっても、
その難しさを抱えるんだと思います。
この間うみくんが友達一人(A君)と二人で遊んでいる時に、
B君が「うみくん、一緒にあそぼ。」って誘ってくれたときに、
『やだ!遊べない。』って答えてしまったそうで・・・
なぜそう答えかというと、友達のことは好き、遊びたい気持ちもある。
でも今はA君と遊んでいるし、(もともと大勢で遊ぶのが苦手で一対一を好みます。)
その後は、すぐにお帰りのバスにの乗らないといけないからこの日はB君と遊ぶ時間が
ないと自分で判断し、その言葉になってしまったそう。
私が、『お友達はヤダって言われると悲しい気持ちになるから、時間があるときには、
あとであそぼうね。とか、時間がない時には明日遊ぼうねって言ってごらん?』
と伝えると『うみくん、年少さんのときからずっとそう言ってしまった。』
と本人もまさかお友達が悲しい気持ちになるとは、
理解できていなかったようで反省していました。
でもなんとなく悪いことしたかもって思ったようで、
その日の帰る時に、B君に『さっきはごめんね。』っと言ったそうです。
どうしても直接的な表現になりやすいところがあり、
柔らかい断り方も伝えていかないといけないなぁと思いました(*^-^*)
お友達の気持ちを考えて、謝れたこと(行動したこと)は100点満点だよ!と伝えました。
その場にいたらフォローもしてあげれるけれど、社会に出たらもう一人でやっていかないと
いけない場面が増えていくので、日々少しずつ一緒に考えながら、
どうしたらお友達はうれしい気持ちになるかなに視点を置いて、
苦手なコミュニケーションも、少しでも本人に自信をつけていけたらなと思います!