月子と海くん★発達障害を生きる★

発達障害グレーゾーン親子から、子どもが自閉症スペクトラム障害の診断を受けました。日々の暮らし・生き方を綴ります。

読書の時間♪

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久々に涙が止まらない小説でした(ToT)/~~~

 

流れてくる涙を拭いながら、目が真っ赤になるぐらい泣きました。

 

同性愛者が、幸せな家族を作ろうとするお話。ありのままに生きようとするお話です。

 

泉と草介は血のつながった親子で、離婚歴あり。

 

千代子と娘の宝も実の親子で、未婚のシングルマザー。

 

泉と千代子はお互いを愛し合い、深い家族の絆に結ばれ、結婚も、好きな人の子どもさえも

 

産めないけれど、かけおち同然で一緒に暮らし始める。

 

同性愛者であることを隠さず、自分の気持ちに正直に生きようとする母親二人。

 

草介は優しい性格の男の子で、離婚して離れた父への想いに蓋をして、

 

そして結ばれることのない好きな人への想いにも蓋をしながら、

 

自分の気持ちに嘘をつきながら生きる。

 

それは家族のことが大事だから、家族を一番愛しているから、

 

みんなの幸せを守りたいから。

 

そのためには、自分の気持ちに素直になるわけにはいかなかった。

 

草介の好きな人は、母親である泉と同じ人だったから。

 

お互いへの愛を包み隠さない、素直に生きている母たちの横で、

 

自分もそうありたいと願いながらも、いられない自分を隠しながら。

 

同性愛ということもあって、周囲に理解されるばかりではなく、

 

時には嫌がらせを受けたりすることもあったが、

 

母たちも、子どもたちも負けなかった。

 

どんなときも強い愛情で結ばれていた4人。

 

幸せで穏やかに流れる時間の中で、千代子が病気になり闘病の末他界する。

 

その後すぐに草介も事故にあってしまう。

 

4人いつも一緒だった家族、その時間が突然バラバラになってしまう。

 

くじけそうになるも、前を向いて、一歩踏み出し始めるお話です。

 

家族ってなんだろう?血がつながっているから家族?

 

お互いを愛しあっているから家族?

 

男性と女性が結婚して、子どもを産んで、それが正しい家族の在り方のような

 

社会の常識があるなか、本当の家族とは?親子とは?大切なことは何か?

 

と考えさせられる一冊です(*^-^*)

 

草介はきっと、家族が素直にありのままに生きれば生きるほど、隣でそっと

 

傷ついていたのかもしれない。

 

それでも一番に守りたかった、一番大切なものが草介にとっても家族だったのだと思う。

 

後半は涙が止まりませんでしたが、読んだ後、心がすっきりと澄み渡るような、

 

心地のいい読了感に包まれました。優しい言葉が胸に沁みる作品です。

 

《作:小川糸 出版社:集英社

 

 


にじいろガーデン (集英社文庫)