うみくんを妊娠時は、私の人生で最高と最悪が同時に来たような感じでした。
子どもがこれから生まれて来るという幸せの中、旦那は音信不通からの離婚。
いつもだったらどん底に落ちている私。落ちていたのかもしれないけど、
お腹にたくさんの未来を抱えた小さな命がいることが、心の大きな支えとなっていたし、
必死で自分を奮いたたせていました。
もう赤ちゃんを失いたくなかったから(流産を経験)、
少しでも精神を安定させようと、ひたすらお散歩していました笑
出産してからはさらに忙しくて、泣いている暇も、嘆いている暇も、
落ち込んでいる暇もありませんでした😄
ただただ二人で生きるのに精いっぱいの毎日。
これがまた良かったのかもしれません。
子は宝というけど、うみくんはたくさんの宝をもたらせてくれました。
うみくんが発達障害かもしれない!?とわかったのが1歳半のとき。
それからは発達障害について勉強をして、どんな声掛けがいいか、
模索していくうちにたどり着いたのが、ポジティブ変換でした。
昔の私は自己肯定感がとても低くて、どんなに頑張っても自分はだめな人間。
出来ない人間だと、身体を壊すほど、追い込んでしまっていて、
そのたびにまた自信を喪失し、とにかくネガティブ思考でした。
でも、うみくんはネガティブ思考では、幸せに出来ない、
育てられないとわかり、必然的にポジティブな言葉を使うこと、
ポジティブなモノの捉え方、考え方、育て方を実践するしかなくなりました。
うみくんの存在を否定したくなかったから。
そこで私はようやく気が付きました。
今まで自分の存在を否定し続けていたことに。
自分で自分をいじめてしまっていたことに。
うみくんが生まれてから、私は自分も受け入れることができるようになりました。
そしてポジティブな言動を、ウソでも、無理にでも、繰り返していると、
本当にポジティブな心に変化することを身をもって体験しました!
うみくんがすぐ『できない。こんなのできない。』と嘆けば、
『言葉は魔法だから、できるって言い続けていると、本当にできるようになるよ。』
『あきらめないことが大事。何度でも挑戦してみよう!』
『苦手なんじゃないよ、みんなと違うやり方をすればいいんだよ。工夫だよ。』
『みんなと違うところがもしあったら、それが、いいところなんだよ。』
『失敗は成功の元!』と私が言えば、
最近はうみくんが、『じゃあ、失敗はないってことだね。全部成功になるから。』
とポジティブは人へ伝染していくらしい(*^^)v
ネガティブな性格は変えられないと思っていたけど、人は覚悟を決めれば、
その日から変われることを、うみくんから教わりました。
障がいを持って生まれたことが、ダメなことや不幸ではない。
大事なのはその後どう生きるかなんですよね。
どんなハンディを抱えても、幸せに生きる方法はいくらでもある。
何歳からでも、
何度でも、
私たちは生まれ変わることが出来ると信じて。