月子と海くん★発達障害を生きる★

発達障害グレーゾーン親子から、子どもが自閉症スペクトラム障害の診断を受けました。小学1年生の秋から不登校になり、ホームスクールで学んでいます。日々の暮らし・生き方を綴ります。

発達障がいと、社会に出ること。

レゴで遊ぶのが大好きな息子。

 

集中して何時間でも毎日遊んでいられます。

 

ただ、細かいパーツをくっつけることはできるけど、外すのが苦手で、

 

片付けの時には、私が細かいパーツ部分を解体し、

 

うみくんがバラバラにブロックをしまうように、分担しています(*^-^*)

 

幼稚園でもレゴがあるんですが、先生に自分で外しなさいと言われてから、

 

レゴの大きなパーツのデュプロでは遊ぶけど、普通のレゴでは遊ばないようにしているそう。

 

レゴは好きだけど、手先の不器用さで、片付けが上手くできないために遊べないと

 

本人は判断したようです☆

 

この話を聞いていて、私にも思い当たる節がいっぱいあります。

 

例えば家の家事は、要領が悪かったり、時間はかかるかもしれませんが、

 

一通りのことはこなせます。

 

社会に出て仕事となると、相手があり、納期があり、優先順位は刻々と変化する環境です。

 

社会人になって一般雇用で働くとなれば

 

『私はこの仕事はできません。苦手です。』

 

は通用しません。人並に何でもこなせるのはもちろんのこと、

 

苦手は努力しなくてはなりません。

 

でも、どうしても出来ない事が多々ありました。

 

事務の仕事をしていたときには、電話応対での、正確な聞き取り。

 

仕事の優先順位を臨機応変に変更すること。

 

そして仕事以外の雑談、飲み会。

 

アパレル業の時には、販売は得意で売り上げ成績も良く、週報や月報などの、

 

報告書・書類作成は好きでしたが、

 

とにかく一番大事な仕事であるストック管理、整理整頓が皆無でした。

 

マルチな仕事をしようとしたときに、必ず、一人では完結できない困難さがあり、

 

人からの信用もなくてしてしまうし、自信を喪失してしまうことが多くありました。

 

本田秀夫先生の記事をこの間読んでいた時に、

 

発達障がい者が大人までに備えるスキルに、自制心と、自分の得意不得意を知り、

 

周りの人にサポートをお願いするスキルと書いてありました。

 

この周りへサポートをお願いするというスキルが私にはとても難しく感じます。

 

仮に仕事で何か人に助けてもらった場合には、

 

自分も助けてもらった人に、同じく助けるのが常識(ギブ&テイク)のように思いますが、

 

人を助けられるようなスキルもなければ、余裕すらないのが正直なところです。

 

するといつも、助けてもらいっぱなしになり、居心地も悪く、申し訳ない気持ちになります。

 

何とか自分の中で完結しようとしてしまって失敗を繰り返すという悪循環に。

 

在宅ワークに変えてからは、クラウドワークスなどで、

 

自分のできる範囲の仕事を選ぶ形で、今仕事をするようになって、

 

とても楽になりました。

 

もし今後外で働くのであれば、出来れば障害者枠で働きたいです。

 

自分の得意不得意をしっかり認識し伝える力を養い、

 

そしてうみくんには、人を助けられるような、

 

自分の得意分野を見つけ、伸ばすことが大事だなと思いました。