西加奈子さんの初めてのエッセイ集☆
色々作品を読んで来て、幼少期色んな海外で暮らした経験からか、西さんらしい、
他の人にはない視点で世界を俯瞰して見ていて、その大きな世界観がいつも好きで、
エッセイは私の中でさらに期待大でしたwww
本は元より、作家さん本人に興味を抱いていたので☆
まにまにって何だろう?と興味をそそられ、
あとがきには「間に間に」だったり、
「随に」はなりゆきにまかせるさまという意味があると書かれていました。
ひとつひとつのお話は2ページから4ぺージで終わり、何か間に読み進められるエッセイ。
日常にはたくさんの当たり前という不思議なことがたくさん転がっているんだなと、
めまぐるしく過ぎていく日々の中で、
ろくに咀嚼せず、味わず、飲み込んでしまっている色々を思いました。
なかでも、『さんづけのどや感』『体毛カースト』『バトルロワイヤル譬え』
『失敗してもいつかそれを肴に酒を飲もう』『わておもろいこと言いまっせ顔』は、
読んでいて顔が、思わず”にまにま”してしまった(*^-^*)
うれしいこと、悲しいこと、苦しいこと、むなしいこと、
人生はころころと色を変えるけれど、どんな時も口角をキュっと上げて、
まっすぐ歩んでいく、どんな時も面白がれる視点を持っていたい(*^^)v
後半の音楽のことと、本のことは、西さんセレクトの好きなものの紹介ページがあり、
読んでみたいと思える本にたくさん出会いました^^
日々色んなことがありますが、本は私の支えのひとつです!
自分以外の視点が入るだけで、見ている景色、世界も簡単に変えてしまう力がある。
今まで本にたくさん救ってもらったように思います。