昨日、発達支援センターで3月に受けた知能検査の結果を聴いてきました😃
《結果》合成得点の平均は100とし
・言語理解(VCI)言葉を聞いて理解し、思考し、表現する力 109
・知覚理解(PRI)全体を見て推理し、問題を解決する力 106
・処理速度(PSI)決められた作業をできるだけ早く正確に行う力 107
・全検査(FSIQ) 110
❒検査時の様子
最初は表情が硬く、小声だったが、検査の見通しを伝えると安心した様子だった。
慣れると多弁になり、思い付いたことを話し始めたり、相手の状況をくみ取ったコミュニケーションは苦手。教示の意味は理解できるが、ために本人の解釈で取り組むことがあり、意図の汲み取りが苦手さが見受けられた。
❒所見
知能検査IQの標準範囲は100±15~20とされており、今回の結果はFSIQ=110で【平均~平均の上】の水準と言えます。合成得点間にばらつきは見られませんが、検査結果を細やかに見ると得手不得手が多々見られました。そのため、FSIQや合成得点だけで判断せず、特徴を理解し、得手不得手に合わせた支援が必要と考えられます。
下位検査の評価点に大きな差があるため、ひとつの尺度としての解釈は適さず、個々の特徴をみていく必要があります。
言葉の法則性を見つけるのに長けているのに比べて、語彙力は少なめでした。
”どういうものか”という問いに対して、視覚的特徴で答えることがほとんどで、概念を捉えて答えたり、目に見えない部分について答えることには難しさがありました。
一度にたくさんの情報を提示されたり、よくわからない状況が起きた際に、不安になりやすい。
❒今後の支援について
今回の結果から年齢相応の水準はありますが、得手不得手が見れました。
今後はうみくんの特徴に合わせた丁寧な関わりが必要と考えられます。
知識を覚えることや、見本通りに作業すること、指示に従って単純な作業を正確に行うことは年齢相応に可能でした。ただし、情報はパターン化して、理解、処理しやすいため、一度覚えたことや一定の作業はできるようになる一方、状況に応じて知識を活用(応用)することが難しいと思われます。変化や新奇場面には混乱しやすく、柔軟に応じることが難しいと考えられます。事前に具体的な見通し、おおよその対応法を伝えておくことが大切です。また言葉のやりとりができたり、模倣できたりするため、一見分かっているように見えるかもしれませんが、目に見えない部分について考えたり、意図を汲み取ったりすることが苦手なので、個別で具体的な指示が必要な場面があります。
達成感を得たり、自己肯定感を下げないようにしたりする関わりが大切と考えられます。
最初数字だけの結果を見た時には、あれ?うちの子もっと凸凹していると思ったけど、
そんなに大きな誤差もないし、発達障害じゃないんじゃないか?とか思っていました🤔
でも細かいテストの結果を見たら、処理速度の項目以外は、
10が平均のところ、低いところで8、高いところで16と、数値はジグザクばらつきが
あることが分かりました。
健常の子にもバラつきはありますが、2~3程度で、大きなバラつきはないようです。
発達支援センターの担当の臨床心理士さんからも、IQだけ見れば、
支援級では少し物足りないかもしれません。
ただ、うみくんの場合は不安も強く、頑張り屋で弱音がはけず、
我慢してしまうところがあり、それが体調面にでやすいとこは心配ですよねと。
それから時間の切り替えが苦手で45分、
休憩も数分というタイムスケジュールについていけるのか、
最初慣れるまで支援級という選択肢もありますし、普通級で頑張ってみて、
どうにも難しいようであれば、支援級に移る人もいますとのアドバイスでした。
どちらにしても人との相性が大きいという説明も。
例えば支援級にしたとして、うみくんの場合は支援級ではきっと手のかからないほう
なので、どうしても多動の子に支援がいくので、
支援級なのに、そこまで支援が受けられないという可能性があること。
また多動の子や、他害のある子がいた場合に、うみくんの場合は、
落ち着かなくて、ストレスを抱えることになるかもしれないと言われました。
ただ普通級でも、先生の教卓の近くの席にしてもらい、個別に教示してもらったり、
という対応をしてもらった方が良いとのこと。
学校にぴったりな場所を求めるのは難しいのかもと話しを聴いていて思いました。
家でできること(対策)をしっかりした上で、学校の先生との架け橋になり、
普通クラスで頑張ってみようかと。それでもし不都合が出るようなら、
支援級に移動する、学校だけじゃなく、新しい学び方も視野に入れようと思いました!
とりあえず就学前相談を希望して、
あらかじめ支援級、普通級のどちらも見学に行こうと思っています(*^-^*)