週末は久しぶりに、恋愛小説を読んでいました☆
普段あまり恋愛小説は読まないので、人生で2冊目ぐらいかも!?笑
今回読んだ『アパートたまゆら』は、正統派な恋愛小説です。
アパートの隣りの住人を好きになるお話。
潔癖症の女性が、鍵を失くしてしまって途方にくれているところ、
お隣の男性が一夜泊めてくれるところから始まり、
壁1枚へだてた向こう側に、好きな人が生活している。
とても近いのに、片想いしている間はとてつもなく遠い距離。
いつも同じ場所から出かけ、同じ場所に帰る好きな人。
彼の生活音が聞こえてくるたびに、ドキドキしたり、不安になったり。
ベタな題材だけど、ドラマか映画を観ているようなリアル感があり、
スルスルと読了しました。
登場人物それぞれが人間くさくて、それぞれにドラマがあり、
お隣さんがとか・・・幼馴染がとか・・・・一度は憧れたことがあるシチュエーションで、
疑似恋愛ができたような感覚です(*^-^*)
でも、お隣さんに告白したり、されたりって、好きな相手ならうれしいけど、
実際ちょっと怖いですよね。住めなくなってしまいそうなリスクをはらんでいます。
都内を舞台にしたお話で、こんな住人同士の交流が盛んなアパートもめずらしいのでは
?と思います(*^^)v私も都内近郊に以前住んでいたことがありますが、
隣の人と顔を合わせることもなく、表札もみんな出していないし、
誰がどんな生活をしているのか、お互いに知りませんでした(;・∀・)
寂しいような、気楽なような生活でした(*^-^*)
アパートやマンションの暮らしが好きなところは、誰かがいるという
安心感かもしれません(*^^)v
それこそ時々聞こえてくる生活音。隣の家から香って来るお昼ご飯の匂いだったり、
くしゃみだったり、窓を開けていると漏れてくる音楽やテレビの音なんかも、
一人の時間を過ごしている時には、嬉しかったような記憶があります。
著/砂村かいり イラスト/いわしまあゆ 出版社/KADOKAWA