月子と海くん★発達障害を生きる★

発達障害グレーゾーン親子から、子どもが自閉症スペクトラム障害の診断を受けました。小学1年生の秋から不登校になり、ホームスクールで学んでいます。日々の暮らし・生き方を綴ります。

友人関係に悩んで、今回は見守ると決めた。

集団生活も3年目になって、毎日がソーシャルスキルレーニングになっている。

 

幼稚園に入った時には、あいさつもできなかったし、

 

『ありがとう』『ごめんなさい』などの基本的で大事な言葉のやりとりも出来なかった。

 

1年で基本的なやりとりはできるようになり、今までは自分からお友達に輪に入る事が

 

出来なかったのが、『おもちゃ貸して?』『入れて!』と、

 

自分から声をかけられるようになってきました。

 

誘われて断らないといけない場合にも『ちょっと待っててね』というやりとりも覚えました。

 

そんなうみくんが、先日『幼稚園に行きたくない。』

 

と急に泣き出しました。理由を聞くと、

 

『最近お友達が遊んでくれない。みんな遊んでくれないから、幼稚園行く意味がない。』

 

『一緒に遊ぼう!って誘ってみた?』

 

『誘っても、ダメよと言われる。』

 

『お友達その時どうしてた?他のお友達と遊んでいたりした?』

 

『ひとりのときに声かけるのに、遊んでくれない。』

 

『そっかぁ、それは寂しかったね。でも自分で誘えたんだね。そのお友達は、

他のお友達とは遊ぶのかな?』

 

『ううん。ひとりだよ。』

 

『そっかぁ。う~ん、お友達ひとりで遊びたい気持ちなのかもしれないよ。

 

また少ししたら一緒に遊んでくれるかもしれないし、待ってみてはどう?』

 

と言って、うみくんは担任の先生に電話してほしいと言われましたが、

 

行きたくないなら行かなくていいよと伝え、担任の先生に相談はせず、

 

私の中で見守ることにしました。よくよく話を細かく聞いていくと、

 

みんなが遊んでくれないのではなく、一人のお友達にずっと断れている状態でした。

 

年長にもなれば、もう気が合う、合わないで相性も出てきて、

 

みんな好きな子と、好きな遊びで遊んでいるだけで、うみくんもちゃんとお友達を誘ったり、

 

出来ること全てやっているので、これはもう人と人との相性。

 

次の日休むのかなぁ~と次の朝見守っていると、

 

『ママ、昨日は幼稚園に行きたくないって言ったけど、今日行ったら、

もしかしたらお友達が遊んでくれるかもしれないからやっぱり行ってみる!』

 

と自分で決断して私に言ってきました。

 

そしてまた数日してから、『お友達のことを先生に相談したんだけど、

 

先生がお友達にどうしてか気持ちを聞いてみたら?と言われて聞いてみたんだけど、

 

何も答えてくれなくて理由がわからなかったんだ。』

 

『自分で先生に相談して、お友達に気持ちも聞けたんだね。すごいじゃん!』

 

『それでね他のお友達がね、あまり気にしなくてもいいんじゃない?ってさ。』

 

お友達の大人な一面にびっくり。6歳になるとコミュニケーションも、

 

人間関係も少しずつ複雑になってきます。

 

でも基本は子どもたちの世界のことなので、大人が口出しすることではないと思っています。

 

きっと今回のことでまた経験値が増えたのではないかな(*^^)v