月子と海くん★発達障害を生きる★

発達障害グレーゾーン親子から、子どもが自閉症スペクトラム障害の診断を受けました。小学1年生の秋から不登校になり、ホームスクールで学んでいます。日々の暮らし・生き方を綴ります。

言葉の発達もスモールステップ

自閉症スペクトラムと診断された6歳の息子の言葉の発達について、

 

昔の記憶を掘り起こして、記しておきたいと思います。

 

保健所で行われる1歳半の健診で、言葉の遅れを指摘されて、

 

発達支援センターで親子教室へ参加し、その後担当の心理士さんについてもらい、

 

言葉の訓練を受けました(*^-^*)

 

色んな質問をうみくんに投げかけていく心理士さん。

 

うみくんは当然言葉では話せないので、その頃ジェスチャーで回答していました。

 

サーカーボールの描かれたカードを心理さんが指差しし、

 

「これなぁに?」と聞かれたら、机の下で足を一生懸命蹴っていたり笑

 

私がそれを通訳のように、「今机の下でボールを蹴るマネをしています。」

 

とひとつひとつ私が説明www

 

心理士さんはそんな私たちの様子をみて、

 

「話せないけど、こちらの言っていることを理解する力があるんだね。」

 

そして・・・・

 

「お母さん、うみくんが言葉が出ないのは、

 ちょっと話すスピードが速すぎて、うまく聞き取れないのかもしれません・・・・」

 

決して私は早口なタイプではなく、どちらかというとのんびりな性格です。

 

話すスピードも速いわけではないのですが・・・・

 

そして心理士さんは魚の描かれたカードを指さしながら、

 

一語、一語を3秒ずつかけながら、

 

『さーーーーーーーーかーーーーーーーなーーーーーー』

 

と大きな声で、うみくんに話しかけ、うみくんも言ってごらんと促しました。

 

 

すると・・・・

 

『さ・・・・・か・・・・・・な・・・・・』

 

発音できた!!!!!ちょっとこの日は感動しました。本当にびっくりしました。

 

心理士さんは少しずつ3秒から2秒と短く刻み、うみくんに何度も発音させます。

 

最後に『さかな』というと『さかな』と普通の会話スピードで発音できました。

 

この訓練をおうちで毎日続け、話せる単語を少しずつ増やしていきました。

 

まだこのころはジェスチャーの方が慣れていて、早いので、言葉と動作が入り混じった

 

会話をしていました(*^^)v

 

言葉も一度にいくつも処理するマルチタスクが苦手なうみくんの特性が

 

よく表れていたように思います。

 

今思えば、言葉の習得もスモールステップで練習していたんだなぁと。

 

話せるようになってからは、理屈も屁理屈もこねこね、

 

口達者なおしゃべりな男の子に成長しました😄

 

言葉の引き出しはたくさんできたけど、使い方、伝え方はまだまだ課題が多いですが、

 

これからいくらでも伸びしろがあると思って、ゆっくりやっていこうと思います!