月子と海くん★発達障害を生きる★

発達障害グレーゾーン親子から、子どもが自閉症スペクトラム障害の診断を受けました。小学1年生の秋から不登校になり、ホームスクールで学んでいます。日々の暮らし・生き方を綴ります。

先生に叱ってもらえるところまでようやく来ました!

先日の体操教室で初めて先生に叱られたうみくん

 

今までは打たれ弱く、集団行動が出来なくても、かなり大目にみてもらい、

 

私からみても、どの生徒さんよりもハードル低く、先生は、教室に楽しいと思って

 

参加できる雰囲気づくりをしてくれていました。

 

そしてようやく慣れてきて、みんなと同じように集団指示を聞くことができるようになり、

 

指導も少しずつ厳しく、あきらめないで挑戦する気持ちを大切に育ててもらっています。

 

そして先週、小さな三角コーンがジグザクに置かれていて、

 

手でタッチしながら走るというルールの中、

 

合理化をはかったうみくんは、なるだけ無駄な労力を払わず、タイムを縮めるべく、

 

手でタッチするルールを、足でタッチするルールに勝手に変更し始めていました。

 

先生に一度注意されるも、改善されず。先生が小さな声で呼び止め2人で話し始めました。

 

何を話しているのか声が小さすぎてこちらには聞こえませんが、

 

しばらくすると、うみくんの鳴き声とともに小さな声で『ごめんなさい。』

 

と言いながら号泣しています。

 

そのあと先生とうみくんの会話で『お母さんのところに戻る?それとも続ける?』

 

と先生に聞かれ、『続ける!』と言い、泣きながらその後も続けることができました。

 

教室のお友達も『なんで怒られたの?どうしたの?』

 

『がんばれー!』と心配して応援してくれました。

 

今までだったら叱ってもらえなかった。でも先生はちゃんとうみくんの様子を見て、

 

成長段階に合わせて、そして特性に合わせた叱り方をしてくれました。

 

自閉症スペクトラムの子は、先生という存在は絶対であり、

 

親より格上と認識しているそうです。だから先生に怒られるということは、

 

この世の終わりに匹敵するぐらい恐ろしいことだそうで、

 

幼稚園でも怒られないように生活して、時々怒られたときには、

 

先生いわく、怒られる前に泣き出してしまうとのこと。

 

でも家で私が叱っても、全くこたえていない様子です。

 

泣くどころか、反抗して、逆ギレしてくる状態😂

 

反省するまでの時間が長く、なかなか謝る事ができません💦

 

この日、うみくんがちゃんと悪いことをしたときに、先生が叱ってくれたことが

 

うれしかったのと、そのあと私のところに逃げてこないで、ちゃんとやるべきことを

 

泣きながらでも最後まで全うできたことが嬉しかった(*^-^*)

 

成長を感じました。

 

帰りに先生から『来週はもし体操教室がいやだと泣いても、連れてきてください。

 

もうここまで来たら、後はやるしかないので。』と笑顔で話してくれました。

 

今での帰り道、うみくん

 

『先生はうみくんのことよく理解してくれている先生だから、何も心配しないで、ついていきなさい。すてきな先生に出会えてよかったね!』と話しながら帰りました。

 

昔ほど、叱ってくれる大人って少なくなりました。

 

という私も自分の子以外は叱りづらい。

 

親以外の第三者に叱られる経験って貴重で、とても大切なことだと思います。

 

以前働いていた職場の上司が、新入社員に注意したら、

 

『親にも叱られたことがないのに・・・・』と泣かれたという話を聞いたことがあり、

 

上司は困惑していました。

 

今度は泣かずに『ごめんなさい』が言えるといいなと思います☆彡