先日の体操教室で初めて先生に叱られたうみくん。
今までは打たれ弱く、集団行動が出来なくても、かなり大目にみてもらい、
私からみても、どの生徒さんよりもハードル低く、先生は、教室に楽しいと思って
参加できる雰囲気づくりをしてくれていました。
そしてようやく慣れてきて、みんなと同じように集団指示を聞くことができるようになり、
指導も少しずつ厳しく、あきらめないで挑戦する気持ちを大切に育ててもらっています。
そして先週、小さな三角コーンがジグザクに置かれていて、
手でタッチしながら走るというルールの中、
合理化をはかったうみくんは、なるだけ無駄な労力を払わず、タイムを縮めるべく、
手でタッチするルールを、足でタッチするルールに勝手に変更し始めていました。
先生に一度注意されるも、改善されず。先生が小さな声で呼び止め2人で話し始めました。
何を話しているのか声が小さすぎてこちらには聞こえませんが、
しばらくすると、うみくんの鳴き声とともに小さな声で『ごめんなさい。』
と言いながら号泣しています。
そのあと先生とうみくんの会話で『お母さんのところに戻る?それとも続ける?』
と先生に聞かれ、『続ける!』と言い、泣きながらその後も続けることができました。
教室のお友達も『なんで怒られたの?どうしたの?』
『がんばれー!』と心配して応援してくれました。
今までだったら叱ってもらえなかった。でも先生はちゃんとうみくんの様子を見て、
成長段階に合わせて、そして特性に合わせた叱り方をしてくれました。
自閉症スペクトラムの子は、先生という存在は絶対であり、
親より格上と認識しているそうです。だから先生に怒られるということは、
この世の終わりに匹敵するぐらい恐ろしいことだそうで、
幼稚園でも怒られないように生活して、時々怒られたときには、
先生いわく、怒られる前に泣き出してしまうとのこと。
でも家で私が叱っても、全くこたえていない様子です。
泣くどころか、反抗して、逆ギレしてくる状態😂
反省するまでの時間が長く、なかなか謝る事ができません💦
この日、うみくんがちゃんと悪いことをしたときに、先生が叱ってくれたことが
うれしかったのと、そのあと私のところに逃げてこないで、ちゃんとやるべきことを
泣きながらでも最後まで全うできたことが嬉しかった(*^-^*)
成長を感じました。
帰りに先生から『来週はもし体操教室がいやだと泣いても、連れてきてください。
もうここまで来たら、後はやるしかないので。』と笑顔で話してくれました。
今での帰り道、うみくんに
『先生はうみくんのことよく理解してくれている先生だから、何も心配しないで、ついていきなさい。すてきな先生に出会えてよかったね!』と話しながら帰りました。
昔ほど、叱ってくれる大人って少なくなりました。
という私も自分の子以外は叱りづらい。
親以外の第三者に叱られる経験って貴重で、とても大切なことだと思います。
以前働いていた職場の上司が、新入社員に注意したら、
『親にも叱られたことがないのに・・・・』と泣かれたという話を聞いたことがあり、
上司は困惑していました。
今度は泣かずに『ごめんなさい』が言えるといいなと思います☆彡