月子と海くん★発達障害を生きる★

発達障害グレーゾーン親子から、子どもが自閉症スペクトラム障害の診断を受けました。小学1年生の秋から不登校になり、ホームスクールで学んでいます。日々の暮らし・生き方を綴ります。

先生の厳しい指導に食らいつく

先週、体操教室の先生に叱ってもらえるようになったことをブログに書きましたが、

 

その後の体操教室でも逆上がりの特訓があり、(壁を使って登る逆上がり)

 

『先生は手伝わないから自分の力で起き上がっておいで。』

 

うみくんは上手く体を使えず、逆さ状態が戻れない。

 

うぅ~ぅぐ・・・・

 

唸り声をあげて苦しそう。見ているこっちは何かが今誕生しそうな、

 

緊迫感(;^ω^)

 

逆さのまま『できない・・・・。』と泣き出す。

 

その度に先生は『できる!手を握ってぐるんと回してごらん。』

 

それが何回か繰り返され、最後先生が手伝って、ようやく地上に降りる。

 

泣きながら、また列の最後尾に並ぶ。

 

今までなら私のところに一目散泣きついて帰ってきて、

 

もうやらない!とすねていたうみくんが、

 

泣きながらも、ちゃんと列に並び直して、何度も逆上がりに挑戦している。

 

『全員が一番を取れるまで終わりません。』

 

と毎回走り込みもあり、うみくんはダントツどべなので、

 

他の子どもたちも、『先生、遅く走ればいいってことですか?』

 

っていう子や、うみくんが早く走らないと、終わらないじゃん。』

 

と部活動のような厳しい指導。

 

先生は本気でやっているかきちんと見ているので、どべのままでも、

 

ちゃんと最後は終わってくれるんですが・・・見ている方もヒヤヒヤ💦

 

教室が終わって最後に先生に、

 

『他の曜日の先生は正直こんなに厳しい指導はしないと思います。

うみくんとの出会いを大切にしたいので、これからも少しずつ頑張っていきたいと思います。うみくんは家で、何か言っていますか?』

 

『いつもありがとうございます。私のところにも戻って来なくなりましたし、変化を感じています。家では何も言いませんし、今日も嫌がらずにいつも通り教室まで着ました。来週も宜しくお願いします。』

tukiko-umi.hatenablog.com

 

正直、発達障がいの子には、特訓のような指導は向いていないような気もして、

 

うみくんはどう思っているのか気になり、帰りの車の中で聞きました。

 

うみくん、最近先生厳しく指導してくれるでしょ。うみくんが色んな事ができるようになって、頑張っているから、先生も、もっと出来るようになると思って、

一生懸命指導してくれているんだけど、うみくんは辛くない?』

 

『厳しいけど、先生が大好きだから頑張りたい。6年生まで通えるんだよね?』

 

と本人は上手くなりたいとか、できるようになりたいというより、

 

先生そのものが大好きで、ずっとこれからも続けたいと思っているようだ。

 

私は驚きました。

 

『あんな先生はなかなかいなよ!ママ。』とも。

 

真剣に自分と正面から向き合ってくれているとうみくん自身も理解していて、

 

そんな大人はなかなかいないのだと6歳のうみくんは悟っているようです。

 

これは技術とか習い事とかそういうレベルではなくて、

 

もう、人と人の関係。うみくんにそんな信頼できる第三者の大人が出来たことに

 

ただひたすら驚きました。週に1回たった1時間なのに。

 

シングルで父親がいないうみくんにとって、

 

男性の大人、コーチとの関係は、これから自分がどんな男性に成長していくのか、

 

どんな大人になっていくのか、それを想像して、目標にして、

 

考えるいい機会、出会いなのかもしれませんね(*^-^*)

 

発達障がいの子に環境を整えるのは大事なことですが、

 

それ以上にやはり人(相手)との関係・相性が、

 

大きいんだなぁと改めて感じる出来事でした(*^^)v

 

これからも出会えたご縁を大切にしながら、また心と心でかよえる

 

出会いがうみくんにあるといいなぁ☆彡