月子と海くん★発達障害を生きる★

発達障害グレーゾーン親子から、子どもが自閉症スペクトラム障害の診断を受けました。日々の暮らし・生き方を綴ります。

読書の時間♪

 

原田マハさんと言えば、キュレーターであり小説家でもある多才で、異色な作家さん。

 

美術館で仕事していた経験から、美術やアートの知識が深く、

 

美術作品をモチーフにした作品を今までたくさん読んできました。

 

中でも、ピカソの絵『暗幕のゲルニカ』、

 

アンリ・ルソーの夢がモチーフの『楽園のカンヴァス』、

 

ゴッホの生涯を描いた『たゆたえども沈まず』、『サロメ』、『#9』が好きです。

 

今回は美術とは離れ、20編の短編を集めた短い、心温まる物語の数々。

 

すごいなぁ~と思うのは、こんなに短いひとつひとつ独立したお話なのにも関わらず、

 

ひとつひとつの物語が完結ドラマになっていることだ。

 

一つのお話が5ページ程で終わる内容なのに、

 

その5ページの中で、時間にしても数分の間に、心がぽっと温かくなったり、

 

切なくなったり、涙が出そうになったり、心がしっかり揺さぶられるところに、

 

原田マハさんの凄みを感じます。

 

お話の中で、母から子へのギフトだったり、友人へのギフトだったり、

 

恋人に向けてのギフトだったり、目には見えない贈り物たちが往復し、

 

私たち読者へいろんな想いのギフトを届けてくれる小説になっている。

 

贈ったり、贈られたり、贈りたい相手がいるって幸せなことで、

 

貴重なことなのだと改めて感じました。

 

毎日、誰にでもすぐに贈れるギフトと言えば『ありがとう』の5文字でしょうか?

 

お金がなくても、センスがなくても、この5文字なら誰でもできるギフトかもしれません。

 

普段『ありがとう』を言われるためにしてることじゃないけれど、

 

名前もつかないような家事仕事にだったり、

 

当然と思ってしている育児や子育てに、『ありがとう』と言われると、

 

やっぱり嬉しくなり、明日もがんばろうと力が湧いてくるから不思議です(*^-^*)

 

こちらこそ、『毎日、ありがとう。』という気持ちになります。

 

『ありがとう』が言える相手がいることが、もう有難い毎日なわけです^^

 

と穏やかな時間も束の間で、次の瞬間『こらーッ!』と怒っていたりもしますが笑

 

著者/ 原田マハ  出版社/ ポプラ文庫

 


ギフト (ポプラ文庫 は 9-2)