みうらじゅんさんと言えば、長髪にサングラスで個性的なルックスがパッと目に浮かぶ。
個性的なのは外見だけではない。
外見を上回るほどの強烈な発想力を持っている。
ひたすらゼロからイチを生み続ける人。
お堅くなく、面白く読めるビジネス書のようだ。
今までたくさんのブームを生み出してきた。ゆるキャラや、とんまつり、
いやげ物、ポップでシュールなネーミングの数々。
好きなものを仕事にし、企画から、宣伝、商品づくり、客寄せまで全て自分で行う。
人と同じことはしない。人と同じことをするのはつまらないから。
人と同じじゃないと不安を感じる人も多くいる中、勇敢だ。
誰もやったことのない、面白いことを考える原動力の全てが、
『お母さんを喜ばせたいから』なんともシンプルな理由。
たった一人のひとを喜ばせたいという想いが、結果世の中のたくさんの人を幸せにし、
愉しませている。
何か好きなものに没頭し、それを自分の好きな人に見せたい。
ここが全てのはじまりの原点なのかもしれない。
自分の好きなもの(最初は自分しか知らないようなもの)が、
人気になって、自分の手から離れていくのは、嬉しい反面、少し寂しい気もする。
日陰に光をあてるのが上手な人なのだ。
そして大好きなものたちをほめ過ぎないネーミングも、お客さんたちのお腹を満腹に
させない(飽きさせない)チャーミングさがある。
ゆるキャラも、最初はとても怒られたそうだ。
うちのキャラクターはゆるくない!とお叱りの言葉を受けたと笑
でもちゃんとそのネーミングは、言い当てているからこそ、今に定着していると思う。
人が毎日何を見て、何を感じ、何を考えて生きているかという本が私の
”好きなもの”のひとつです(*^-^*)