表紙とベンチの足という言葉に惹かれて手に取った本。
佐藤雅彦さんの名前でピンと来なかったのですが(ゴメンナサイ💦)、
昔だれでも一度は耳にしたことがあるあのCMのフレーズ
『ばざ~るでござ~る~♪』、
『ポリンキーポリンキー 三角形の秘密はね ポリンキーポリンキー 美味しさの秘密はね 教えてあげないよ ジャン♪』
を作った人。電通でCMプランナーとして活躍されたのちに、
ピタゴラスイッチを監修されているのですが、
ピタゴラの印象が強すぎて、その前にCMプランナーだったとは無知でした(;゚Д゚)
考えの整頓と題されていますが、人間が頭の中で自然に処理している事象に、
着目して、深く掘りながら、整理して、言語化されているところがすごい。
図にして観て、すっきりとわかりやすい言葉で綴られたものを読んでいると、
普段気にもとめなかった脳の働き、物事の認識の仕方が、
面白い程よくわかり、『へぇ~なるほど!』でいっぱいになります。
私たちにの日常には”妙”なことがいっぱい転がっていて、
それに気づき、考えること、=面白いことの連続なのだと教えてくれる一冊。
その”妙”を映像化して気づかせてくれるのがピタゴラスイッチであり、
考えること、整理すること脳の動きを、ダンスで表現したのが、アルゴリズム体操であり、
文章におこしたのが、この『ベンチの足』なのだと思います。
佐藤雅彦さんのエッセイとっても興味深かったです(*^-^*)
なんでもインターネットで検索すれば、答えに辿りつける世の中だけに、
便利だけど、普段考えるという動作が省かれてきているんだなと改めて気づかされました☆
そして、佐藤雅彦さんの数学の授業だったら、数学アレルギーの私も、
好きになれたかもしれないなっと思いました(^^)/