月子と海くん★発達障害を生きる★

発達障害グレーゾーン親子から、子どもが自閉症スペクトラム障害の診断を受けました。小学1年生の秋から不登校になり、ホームスクールで学んでいます。日々の暮らし・生き方を綴ります。

☆心療内科の受診と最近の様子☆

3か月に1回、心療内科での診察を受けています(*^-^*)

 

今回は、五月雨登校から不登校中の話をして、

 

いつもよりながく1時間ぐらいカウンセリングしてもらいました。

 

私も特に学校へ通うことをゴールにしているわけではなく、

 

気長にうみくんの体調面を一番に考え、おうちで学習を続けていることを伝えました。

 

気になっていることと言えば、聴覚過敏がより敏感になっているかなということ。

 

おうちでの学習では『書く』という作業をあまり好まないこと。

 

外に出ると、頭痛や、湿疹、目のかゆみなど、原因不明の症状が出てしまうことなど。

 

医師:『感覚過敏の出る子に共通するのは、不安が強い性格であること。

    もしかしたら、今なにか不安があるのかもしれない。』

医師:『書くことがしんどいなら、パソコンで打ってもいいと思うし、

    学校の板書は、パッドで写真をとってもいいと思うよ。』

医師:『勉強のほうはどう?』

 

私:『家では書く作業を嫌がるので、朝に漢字練習や百マス計算、書写など、

   集中力を使い、体力のいるものを持って行き、その後は、箸休めで

   算数や音楽、図工をしていることが多いです。

   週に1度放課後に学校へ行ってテストを受けていますが、

   今のところ理解できていると思います。ただ、おうちでの学習なので、

   国語、算数がメインになってしまい、体育や、音楽、道徳、生活などは、

   できていないんです。』

 

医師:『それはやらなくていいよ。読み書き、計算ができていれば充分。

    うみくんと話していると、おそらく同年代の子と会話が合わないと思う。

    大人だったり、異年齢の人とのが話しやすいんじゃないかな。

    聴覚の過敏もあるし、今は教室で過ごす段階ではないかな。

    ただ、どうしてもおうち学習だと抜け落ちは出てくるので、常に

    知的好奇心を育てることに意識してください。美術館、博物館、

    科学館や、本なんかもいいし。』

 

 

最近のうみくんは、私には聞こえないような音も気になるようで、

 

この間は、放課後先生と3人でテストを受けていた時のこと、

 

テスト中はとっても静かに誰も一言も話さない無音の中。

 

テストを受けていたうみくんが突如、

 

うみくん:『今のは、何?何の音』

 

私:『え!?何か聴こえた?』本当に何も聞こえなかった私。

 

先生:『先生のお腹の音www』

 

3人で大笑いwww😂

 

もう、そこは聞き流してちょうだいな、、、(*´Д`)

 

そんな小さな、一人のお腹の音も気になっているのだから、

 

30人以上いるクラスメイトの声や、生活音、音にあふれている学校生活は、

 

疲れてしまうんだろうなと想像に難くない。

 

うみくんは、遠くの音も、近くの音も、同じ音量で耳に入ってきてしまって、

 

聞き取りたい先生の声だけを抜き取って聞くことが難しいそうだ。

 

授業を受けていても、先生の声が聞こえなくて、何をやっているのかわからなく

 

なるときがあり、それに集中していると、1日でクタクタになってしまうと。

 

じゃあ支援級に移るのはどうかと言えば、

 

支援級は歩き回ったり、少人数だけれど、どちらかというと、賑やかな環境になり、

 

そこにも居場所がありません(^-^;

 

医師:『今うみくんのように、学習面で問題がないのに、低学年で不登校になる子が増えているんだよね。理由は様々なんだけどね。以前は、高学年から不登校になるケースが多かったんだけど、今は低学年から。うみくんみたいなタイプの子の受け皿となる場所が日本には、ほとんどなくて、みなさんホームスクールされていたり、フリースクールしている子が多いかな。』

 

医師:『あと、その子にあった勉強法を、親が用意して、コーディネートして

    いかないといけないのが、大変なところかな。』

    

    ほんとこれ!どこにも答えがない。日々、模索中"(-""-)"

 

 

集団生活が合っている子、平気な子もいれば、

 

感覚過敏があったり、ギフテッドのお子さんなど、発達に課題のある子にとっては、

 

学校という場所が必ずしも、その子の能力や特性にマッチしているかと言えば

 

そうとは言い切れない部分もあります。

 

ただ、今の日本では、学校で学ぶ事が大前提にあるので、

 

義務教育とはいえ、学校に行けない子は、学校に行っている子と同様の教育を

 

受けることが難しいです💦

 

この半年間でとても痛感しました。

 

学校の先生も大変多忙を極めており、ひとりひとりに支援している余裕はないし、

 

国からフリースクールやホームスクールしている家庭への金銭面的な補助もありません。

 

先日、東京都が月最大2万円補助をすると発表がありましたが、地方はまだまだです。

 

フリースクールも月5万ぐらいかかるし、経済的に余裕がないと正直厳しい( ;∀;)

 

あとは、学びのモチベーションを持ちづけることが課題でもあります。

 

学校に行っていれば、第三者である先生が評価してくれたり、

 

通知表があったり、作品展などで賞状がもらえたり、

 

自分の頑張りが家族以外の誰かに認められる機会も持てるかもしれませんが、

 

そこが形として見えにくいので、モチベーションを保ち続けるのが難しいのかな?と

 

思います(>_<)

 

うみくんにとっては、音にあふれた環境より、今は静かな場所で、

 

勉強したいという気持ちが強く、学校で学ぶというスタイルから、

 

おうちで学ぶスタイルに変更しました(*´ω`*)

 

今後成長とともに、どちらのスタイルを本人が選択するかわかりませんが、

 

ゆっくり見守っていこうと思います(*^-^*)