離婚問題に揺れる中も、お腹の中ですくすくと育つわが子。
日々大きくなっていくお腹。
現実で起こっていることと、それでも育っていく赤ちゃん。
家にいると不安に押しつぶされそうになるので、
1日何度もお散歩に出て歩いていました。それでも何度も涙が込み上げてきて、
特に、休日の公園、スーパーはとても辛かったです。
そこには家族連れであふれていて、パパとママに両手を掴んで、
ぴょんぴょんとジャンプしている子どもや、旦那さんと、
楽しそうに出産準備をしているママたち。どれもまぶしくて、遠い存在でした。
お腹を撫でながら『ごめんね。』と何度も謝りました。
当たり前の幸せを生まれる前から用意してあげることができなかった私。
何をどうしたらその幸せを守ってあげられたのだろう?と答えの出ない気持ちが、
頭の中を駆け巡っていきました。
病院では妊娠健診が行われるたんびに、最初は旦那、義理の家族へも、妊娠の経過報告をしていましたが、それも、その連絡をもらうだけで、体調が悪くなるから、連絡しないで欲しいと一方的に拒まれてしまい、主人の体調も心配だったので、報告もやがてしなくなりました。義理の実家も離婚問題と同時に連絡をくれなくなりました。
離婚はいつでもできる。自分が離婚したいと思ったときに、すればいい。
と自分を奮い立たせ、出産準備をひとり進めることにしました。
寝ている時は何も考えずに済むので、寝る、散歩をするの繰り返し。
家族の前にいると涙が出てしまいそうだし、友達にも心配をかけたくなかったので、
親友にだけ話して、それ以外の友達には何も話しませんでした。(まだやりなおしたい気持ちだったので。)
つづく