月子と海くん★発達障害を生きる★

発達障害グレーゾーン親子から、子どもが自閉症スペクトラム障害の診断を受けました。小学1年生の秋から不登校になり、ホームスクールで学んでいます。日々の暮らし・生き方を綴ります。

ソーシャルスキルを育てる本

本田秀夫先生の著書、『ソーシャルスキルを育てる本』を読んだとき、

 

最初ソーシャルスキルと聞いて、発達障害の子にとって、それは一番苦手で、

 

ハードルがものすごく高いのでは?と思いながらも、

 

障害があろうと、なかろうと、人の中で生きていく上で、

 

社会人として、人として大切なことなので、手に取りました😀

 

その本の中身で一番印象に残っているのは、

 

『あいさつは小学校高学年までできなくていい』という内容でした。

 

あいさつと基本の基と教わってきただけに、一番大事なことが出来なくいいの?と。

発達障害の子にとって、あいさつの重要性は低く、つまり優先順位が低いそうです。

 

必要と感じていない(成長するまで)と記述がありました。

 

そしてあいさつは、発達障害児にとって、高度なコミュニケーションだそうです。

 

確かに幼稚園に入ってから半年間うみくんは先生やお友達にあいさつが出来ませんでした。

 

家で練習させるものの、外に出ると挨拶は一切しない。

 

現在先生やお友達には出来るようになったものの、地域の人や、初めての人に

 

声をかけられても挨拶どころか返事すらしません💦

 

この本があったから、あいさつもうみくんに無理強いしないですみました。

 

それから思春期までに育てないといけないソーシャルスキルは、

 

☆意欲的に活動できる夢中になれる好きなことを見つける。

☆苦手なことをカバーする訓練ではなく、得意を伸ばすこと。

☆親が小学校高学年までは出来ない事に関してはサポートし、手伝うこと。

☆無理はしないこと。

☆疲れたら休ませること。(とても重要)

☆なるべく二次障害を発生させないようにすること。

☆あいさつは高度なので、出来なくてもいいこと。

☆自分にできること、出来ないことを見極めて、出来ないことを

 周りの人に助けてって言えるようになることが自立するということ。

 

だそうです!

 

この本に出会ってから、育児の仕方も変わりました。

 

幼稚園の先生、家族にも、適切な支え、サポートをもらえるようになりました。

 

図での解説も多く、例題が具体的なので、とても分かりやすく、勉強になりました。

 

 

 


自閉症スペクトラムの子のソーシャルスキルを育てる本 幼児・小学生編 (健康ライブラリー)