先日、幼稚園の懇談会で、クラスの後ろの壁にお絵描きが飾ってあったんですが、
うみくんの幼稚園ではクラスが色で分かれています。(例:赤組、青組みたいに。)
そのそれぞれの組のカラーにちなんで、野菜や果物、乗り物、何でもいいんですが、
クラスカラーと同じ色のモノを見つけて、絵を描きましょうとなっていたようで、
うみくんも、大きな白い画用紙の真ん中に、
小さく、組のカラーの丸い球体がグルグルと一つ描かれていて、(多分野菜か果物)
その球体の横になぜか、、、、自分のフルネーム(平仮名)を書いて、フルネームを
組のカラーで囲んでいました。
最初は名前が書きたかっただけだと思ったんですが、
ようするに、自分の組のカラーのものを見つけて描く課題に対して、
自分もその組の一員だから、自分の名前を書いたよう笑
他は何も書かず、なんとも寂しい余白が広がる絵だったのですが、
それ以上浮かばなかったようで・・・・
そのアイデア発想が、私には思いつかなかったので、面白いなって思いました(*^-^*)
今ちょうどこの本を読んでいるんですが、美術を13歳から苦手意識を感じる子が増えるそうです。
美術の評価の仕方がわからないのと、(算数のようにきっぱり答えが出ないもの)
絵がうまく描けないからという人が多いのだとか。
でも実は絵を上手に書くためのテクニックが大事なのではなくて、
『自分なりのものの見方・考え方』を持って、
『自分なりの答えを導き出す』ことが重要なのだとか。
私はうみくんに絵を教えませんでした。(とにかく好きな色で、好きなものを自由に描いてごらんとだけ。)
幼稚園では、人を描く時には髪の毛は黒で書いてね、口は赤だよと先生に教わるそうで、
うみくんの幼稚園で描いてくる絵と、家で描く絵が全く違うものが仕上がってきます。
まるで絵のバイリンガルみたいに(*^-^*)
美術にも、正解も、不正解もありません。
これからもただテクニックや、知識だけを詰め込むのではなく、
感じて、考えて、自分なりの答えを見つけ出し、表現の芽を育てて欲しいなと
自分なりの『おもしろい』と思うことを選択してほしいなぁと思いました☆彡
「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考 [ 末永 幸歩 ]