月子と海くん★発達障害を生きる★

発達障害グレーゾーン親子から、子どもが自閉症スペクトラム障害の診断を受けました。小学1年生の秋から不登校になり、ホームスクールで学んでいます。日々の暮らし・生き方を綴ります。

読書の時間♪

 

生まれつき感情を持たない少年と、

 

喜怒哀楽が激しく、家庭環境に恵まれなかった少年との出会いと成長の物語。

 

感情を持たない少年は、どんなに両親に愛情をかけてもらっても、

 

そしてどんな不幸が身に起きても心が一切動かない。

 

感情がわからないからこそ、他者の気持ちを想像しようとする優しさ、

 

寄り添う愛にあふれいる。表情には出ないが、言動によく現れている。

 

一方の環境に恵まれなかった少年は、たくさんの不運な環境に傷ついていた。

 

感情を持たない少年も同じように、それ以上に不運に見舞われているのに、

 

動じない心に、はじめは恐怖を覚えたものの、

 

少年との交流から、自分の頑なになった傷ついた心が徐々に癒されていく。

 

いじめや犯罪、社会で起きるあらゆる問題を作者は、想像力の欠如で起きているという。

 

相手の立場を想像したり、相手の気持ちに寄り添う難しさ、大切さを教えてくれる一冊。

 

愛でしか人は救われないという言葉が、ただの綺麗ごとに聞こえないところが、

 

この作品の持つ力だと思います。

 

感情を持たない少年が一番、誰よりも人間らしく見えました。

 

最近この本読んだ後、うみくんにも似たようなことがありました。

 

幼稚園の体育の授業で、お友達が怪我をして泣いていたそうです。

 

するとクラスみんながその子の周りに押し寄せて、

 

『大丈夫?』と声をかけて、授業が一時中断する出来事があったそうです。

 

うみくんは、その時、体育の先生とうみくんだけが、ぽつんと

 

その場に残っていたそうです。

 

友だちのことは心配だけど、今は授業中だから、席をはずしてはいけないと

 

ルールのほうを重んじたようでした。

 

クラスメイトからしたら、冷たくて、優しくない子に見えたかもしれません。

 

でもうみくんは、心がないわけでもないし、

 

そのお友達のツライ気持ちが分からないわけではありません。

 

脳のつくりが、発達の仕方が違うことによって、気遣いが人と違ったり、

 

優先すべきことが人と違うだけなのです。

 

いつかうみくんにもアーモンドを読んでもらいたいなと思いました(*^-^*)

 

近頃、急に暖かくなりましたね~😄

 

もうダウンコートをクリーニングに出そうか悩んでいるところです('ω')ノ

 

今日はニットのワンピースを1枚エマール(ホームクリーニング)して、

 

しまおうと思っています(*^^)v

 

少しずつ春に向けて衣替えです☆彡

 

著者/ソン・ウォンピョン 訳/矢島暁子 出版社/祥伝社

 

 


アーモンド