小川糸さんの『つるかめ助産院』は、ドラマで見たのが最初。
そのころは結婚もしていなかったし、子どもを産むなんて想像もしていなかった頃。
ゆったりとした時間が流れる離島にある助産院で、
たくさんの妊婦さんがそれぞれのお産を迎える。
そこで働くスタッフも、みんなとても明るくて、パワフルだけれど、
人それぞれに光が大きい分、影もあり、いろんな過去を抱えながら、
自分と向き合って生きていくお話。
出産をしてみて、改めて原作を読んでみると、より感情移入して読めました。
心拍が確認できるまでの時間。本当に赤ちゃんがお腹にいるのかな?
いると言われれば、いるような気がするし、不思議な時間。
そうこうしているうちに、突如始まるつわり、大好きだった和食、
味噌、出汁の味がまったく受け付けない。ごはんも食べられない。
魚なんて100m先に置いてあっても、うぅぅぅぅ~な状態🤣
歯磨きは歯磨き粉がダメになって、塩磨きに笑
安定期に入ったころ、もう一生食べられないかもと思っていた和食が、
ぱくぱく食べられるようになった喜び。
お腹の胎動も感じるようになり、赤ちゃんがお腹にいる奇跡を噛みしめる毎日。
うみくんを産む前に一度流産を経験していたので、
今度は絶対に産んであげたいと、慎重に慎重に過ごしていました(*^^)v
妊娠後期には、片足だけが浮腫んでパンパンになり、浮腫んでいるほうの足のつけねが、
ずっとしびれていて、夜も寝がえりが打ちにくくなったり、
横向きでしか寝られなくなりました。
お産するまで、長いようで、あっという間の時間を過ぎ、
もう産んでしまったら、それはそれは想像もつかないほど忙しくて、
アスリートか!?もしこれが仕事なら超がつくほどブッラク企業。
そんなギリギリの日々も、今ではいい思い出🥰
私は1度だけでしたが、妊娠、出産を経験させてもらい、
かけがえのない貴重な時間でした🧡
なんでも、経験してみないとわからないことが沢山、
いろんな経験が、何よりの一番の財産だなと思います(*^-^*)