昨日うみくんが園から帰ってくると、ほっぺとあごに冷えピタが貼られていて、
見た目は痛々しく、大げさな怪我をした風貌で帰宅してきた。
半泣きになりながら、説明してくれました(*^^)v
『今日、お友達に背中を蹴られて、こけちゃって、そのあとたくさんの人に、顔をけられた。』
『先生が助けてくれて、手当してくれたんだけど、お友達は謝ってくれなかった。
絶対許さない👿』
うみくんの話だけ聞いていると集団リンチにでもあったのかい!?
心がささくれ立ちそうな話ですが、
『そっかぁ、痛かったね。びっくりしたね。うみくんは歩いていたの?』
『うん、歩いていたら、お友達が突然走って来て、蹴られた。』
『お友達は、どいて~って言ってなかったかな?』
『ううん。うみくんは聞こえなかった。』
『そっかぁ。先生助けてくれたんだね。手当もしてくれてたんだね。よくがんばったね。』
とひとしきり話を聞いて抱きしめたら、涙も止まって、平常モードに戻りました。
そして夕方担任の先生から今日の怪我についての電話がありました。
『園庭で外遊びをしたあと、みんな走って教室に戻る指示をしていたんですが、うみくんは歩いて帰ると思っていたようで、結構な集団にすごい勢いに飲み込まれてしまって、もみくちゃになってしまったんです。うみくんもびっくりしたようで、パニックになって、お友達に蹴られた~って泣いていました。おうちでは何か話されていましたか?』
全体を把握したり、みんながどんな行動をしているか、みんなが何を今しているか
ということに興味が元々薄いタイプなので、
まず今回は本人が指示を理解していなかったこともあり、
ワイドな世界から見ると、集団の流れにひとり乗れず、
体が接触して、こけたことによって、蹴られてしまったわけですが、
うみくんはズームの世界の住人なので、突然何人ものお友達が走って来て、
何もしていないのに一方的に蹴られたという風に感じたようでした。
こういったズレはいつも生じるので、慣れてきました🤣
うみくんの話と、先生の話を聞いて、照らし合わせて(答え合わせ)、
事実把握をするようにしています。
幼稚園では先生が付きっきりで見ていてくれてますが、
小学校はそうもいかないので、答え合わせができることばかりではないので
誤解が生まれないように、しっかりコミュニケーションをとって行きたいなと思います😄
同じ時、同じ場所で起こったひとつのことでも、見方によって、
こんなに世界が違って見えるものなんですよね。
韓国でも大きな悲しい事故が起きました。上から俯瞰してその場所を見ることができれば、
危険を察知できたかもしれませんが、その場にいたら、
流れがどちらに向かっていて、どこに出口があって、
人が今どのくらい押し寄せているのか、分かりません。
自閉症スペクトラムはズームの世界、フォーカスの世界に生きているので、
全体が見えにくい特性があります。
うみくんにはを常に端を歩くように伝えました☆
今回は外だったので、怪我も大したことなくすみましたが、
特性に合わせて、自分でカバーしていけるように、支えていきたいと思います(*^-^*)