月子と海くん★発達障害を生きる★

発達障害グレーゾーン親子から、子どもが自閉症スペクトラム障害の診断を受けました。小学1年生の秋から不登校になり、ホームスクールで学んでいます。日々の暮らし・生き方を綴ります。

読書の時間♪

 

難しくない言葉で、今から誰でも実践できる内容がとても良いと思う。

 

育児も何でもそうだけれど、すぐに結果(正解)を求めてしまうところがある。

 

でも育児に答えは、すぐには出ないものだと思う。

 

だから不安にもなるし、日々迷いながら、どこに向かっているのかゴールが見えないまま、

 

ただひたすら歩き続けている気がする。

 

そもそも子育てに正解も何もないのかもしれない。

 

日々色々に実験してみて、失敗したり、時に成功したり、

 

その過程、経験こそに、親子の学びと成長があるのかもしれない。

 

みんなそれぞれ歩幅も違うし、歩ける距離もひとりひとり違う。

 

ゆっくり歩を進めば、今まで見落としていた景色に気がつくかもしれないし、

 

誰よりも早く歩を進めば、まだ誰も見たことのない景色にたどり着けるかもしれない。

 

寄り道したら、みんなの知らない景色に出会えるかもしれない。

 

こちらの本で紹介されていたことで、わが家がすでに実践できていたものは、

 

・リビング学習

椅子はきちんとした姿勢がとれるように勉強用の椅子、ライトスタンドを用意しました。足置きもあるとぶらぶらせず集中できるようです。

 

・すぐ調べものができるような環境

これも図鑑や辞典など、リビングに子ども専用本棚を設置し、いつでも取り出せるようにしている。

 

・図書館へ本を借りにいったり、親が読書する姿を見せる。

これは私が本好き、図書館好きなので赤ちゃんの頃から、この生活を続けていて、

年間200冊以上は読んでいると思います。気に入った本は購入していつでも本が

手にとれる環境です。

 

・主体的な学び方

これはうみくんの特性だと思いますが、とにかく気になったことを調べて、

自分流の図鑑をつくるのが趣味のひとつ。たとえ学校の勉強に直結しなくても、

とことん最後まで本人の納得いくまで調べています。ただうちはまだ調べて満足なところがあり、自分で考察したり、思考したりまでには至っていません。

 

逆に実践出来ていなかったことは・・・

 

・『宿題をしなさい』とあえて言わない事

言わなければうちは永遠に終わらない。&あとでパニックなるので、

促しまくっています笑

やらずに叱られることも学びという言葉に、なかなかまだ勇気が出ません。

 

・テストの結果を過度に気にしない。

わかってはいるけれど、テスト、成績表を気にしないようにって正直難しいもの。

でもテストの点が、50点だったとしても、『50点も取れたんだ!』という意識は持っていたいと思っています。50点しか取れなかったと思うと、自分の幼少期の経験上子どもが伸びないように思いました。

そしてテストで100点を取った時に、『すごいじゃん!』と褒めてしまいますが、

これは良かった結果しか評価できていないので、『がんばったね!』と伝えるようにしています。

 

・得意、不得意に神経質にならないこと。

凸凹の大きな我が子は、神経質にならなくても、いつも目についてしまいます。

不得意な部分は、私の言霊『うみくんは○○が苦手だね』で暗示をかけてしまわないように、『まだまだ、この部分は伸びしろがある!』『新しく学べることがある!』という気持ちで寄り添っていきたいと思いました。

 

・お手伝いをしっかり任せる

その場その場で、お母さんが困ったときに手伝って!となりがちですが、

しっかり1年を通して、お手伝い、役割を任せることが大事とのこと。

 

他にも習い事の面は興味深かった。

今、週に2,3個かけもちで習い事をする子も多く、低年齢から早期教育をされる人も増えており、うちも何かやらせなきゃと思ってしまうけれど、通うのは子ども自身。

本当に子どもがやりたいものを、やりたい時期に用意してあげることが大切で、

そのタイミングはその子その子で違うので、ひたすら子どもの本気を待つことが大事。

 

子育ては、長い目で見て、正解を求めないことが重要なのだと感じた。

 

そして子どもと関わる時間の長い母親に、心の余裕が何よりも

 

子どもが健やかに育つために大切な環境であること。

 

とても身近な問題を取り上げ、わかりやすい言葉で、

 

日々の子育てを応援してくれるような一冊です(*^-^*)

 

著者/ 高濱正伸、相沢樹 

出版社/ 大和書房

 

 


あと伸びする子はこんな家で育つ